50代で実用英語検定1級を目指しているけれど、なかなか自分に合う教材が見つからず困っている方へ朗報です!!
筆者は50代で英語教師経験アリですが、留学経験ナシで英検は準1級止まり、今だ英検1級挑戦中。
これまでいろいろな教材を試してきました。
英検1級関連の問題集はこれまで何冊も買ってきましたが、まず単語が難しすぎて語い問題までやって止まってしまう……これ、あるあるではないですか?
英検準1級と1級はその難易度の差は以下のとおりです。
単語レベル・単語数
英検1級……単語レベル=大学上級程度、必要語彙数=10,000~15,000語程度
英検準1級…単語レベル=大学中級程度、必要語彙数=7,500~9,000語程度
1級を制するには、単語力をつけることが必須といわれています。
仮に準1級最高レベルの語い数(9,000語)を保持していたとしても、そこから1級最高レベルまでさらに約1.7倍の語い数を身につける必要があるのです。
勉強だけに集中できる学生と違い、50代主婦となると家庭の家事全般のかたわら=スキマ時間活用が大切になってきます。
定番の英検1級対策用単語問題集もありますが、家事のスキマ時間のような細切れ時間でもしっかり勉強を進められるスマホの単語アプリがおすすめ!
さらに注目すべきなのは、その単語アプリで学んだ単語を自学自習で覚えやすくする、すぐれた語源学習サイト。
その他、それらの単語が実際に使われている国内外の最新英語ニュースをゲットできるアプリもおすすめです。
それではさっそく英検1級対策おすすめアプリの紹介に移っていきますね!
英検1級学習者おすすめアプリ①『英検®️1級でた単完全版』(1200円)
まず最初にご紹介したいのは、なんといってもX(エックス)で見つけた最強の英単語学習アプリ「でた単」です!
以下は、Google Play ストアのアプリ詳細説明です。
最高のデータで英検合格を目指す英単語アプリ
(中略)
英検®️1級・語い問題に出題された単語・熟語を「全5690単語」収容しています。
単語データは現在も追加中です。
(中略)
研究の結果、英検の語い問題はコア顧問から多く出題されていることを証明し、最高の単語リストの作成に成功しました。
優先的にステージ1の範囲を学習することで効率よく合格点へ近づくことができます。
本試験での出題回数、正解になった回数などもアプリ内で確認できます。(後略)
(Google Playストアより引用)
「でる単」という単語集がありますが、「でた単」はその名の通り、過去に英検で出題された 語い問題のデータをリスト化したアプリ。
なんと1989年の第1回英検から現在2023年第3回英検まで実に過去93回分がカバーされています。
『でた単』利点と難点
「でた単」アプリ利点
- 緻密な情報収集を基に構成された単語リスト
- 正解率だけでなく考えた秒数も含めテスト結果が点数化(スコア化)される
- 豊富な復習用リンク(アプリ外の単語辞書、語源チェックへとべる)
- 1200円という価格をはるかに超えた使用価値
すべて問題形式は4択となっており、練習(1ユニット基本100語時間制限無し)とテスト形式(15問時間制限有り)、さらに英語→日本語、日本語→英語、音声→日本語の3パターンでトライできるようになっています。
次の問題への間隔や読み上げの速さなど、設定も自分でお好みに合わせて変えられたり、誤答は単語帳に自動的に記録されたりするなど、自分なりにカスタマイズできるのが大変魅力といえます。
「でた単アプリ」難点
まずは、無料の単語アプリもたくさんあるとは思うのですが「有料である」ということ。
しかし、これだけの語数と内容・機能の充実で、サブスクでなくて1200円ポッキリは本当に破格でありがたいと感じています!
たまに音声が出てこない単熟語があります。制作サイドのプログラミングミスだと思うのですが、英語→日本語、日本語→英語タイプの出題形式であれば、問題を解くこと自体に大して影響はないですね(でももちろん音声が聞こえないのは残念)。
その際、たいてい次の単熟語の音声と被って再生されたりします笑
また、ユニットが違う(例:熟語A( 100語)と熟語B(100語))のに、同じ単熟語が何度か登場するということがあります。まあ、大事な単熟語だから2回入れときました、ということなのかしらと笑。大勢に影響はありません。
アプリ紹介なので良い面も悪い面も両方紹介すべきと思いこういったことも書かせていただいていますが、個人的にはこうした難点も、人の手によって作られているアプリだからこその「ご愛嬌」と筆者は思っています。
英検語い問題に出題されたすべての単熟語を分析する、という壮大な作業に取り組んでいること自体がとてもありがたくて尊すぎますので、作成者様にはこのままさらにこのアプリを充実・発展させていただきたくことを祈っています !
Xを通じてアプリのミスを指摘したり要望を伝えたりする熱心なユーザーの方々がいて、そういった意見や要望などを吸い上げアプリをより良くしようと努力されている作成者様の熱意がヒシヒシと伝わってくるアプリ。ほぼ毎日使わせていただいています!
「でた単」カスタマイズ方法(めいはお流)
筆者めいはお流の「でた単」カスタマイズ方法をご紹介します。
練習テストの初期設定を100語→50語に
練習テストのデフォルト(初期設定)は1ユニット100語ですが、100語だと全問通してやるのに時間と心の負担が大きすぎるので、これを50問にします。
「1日50単熟語」というのは英語学習コーチングの先生のおすすめです。
50問が多いという人は50問以下に設定することも可能ですよ。
また、「出題の並び順」もカスタマイズできます。
筆者は「正解数の少ない順」で覚えるのが苦手な単熟語が早めに出てくるように設定。
正解不正解の結果や、正解でもかかった秒数が出てくるので、自分が分からなかった単語や正解までに時間がかかった単語をそこで見返すことができます。
時間があれば例文もチェックしてみましょう。
英語→日本語のみ行う
もう一つのポイントは「英語→日本語」のみをやる、ということです。
これも、コーチング先生のおすすめ学習法。
前までは「日本語→英語」「音声→日本語」と全部やっていましたが、この2パターンを加えてしまうと苦手な問題を深く復習することができず、結果浅い学習になってしまうのです。
とにかくひたすらスピード感を持って一日50単熟語をこなす!ことに集中するために「英→日」に集中するのがベスト。
1ユニットのスコアが平均280以上になるまでしつこく繰り返す
でた単テストの満点スコア(回答時間の速さも含む)は300。
何度か繰り返し問題を解くことで300を出すことはそんなに難しくありません。
1巡目は1度か2度満点が出たら満足して、次のユニットに進んでいたのですが、2巡目から平均スコアが280以上に上がるまでやる、と自分なりの目標を設定して取り組み始めてからはグッと集中力も問題を解くスピードも速くなったような気がします。
復習の際、次に紹介する『天才英単語』アプリを使うと覚えやすくなります(詳しい解説はこの後)。
英検1級学習者おすすめサイト②『天才英単語|英単語の覚え方辞典』(無料サイト)
英検1級クラスの単語は、本当に覚えにくいのですが、語源を学ぶことで初見の英単語も、ぼんやりとですが大まかに意味がつかめることも徐々に増えてきました。
英語の語源学習はまだまだ初心者なのですが、筆者のような初心者にとってありがたい語源学習サイトが見つかりました!
その名は『天才英単語|英単語の覚え方辞典』。
アプリではなく、無料サイトとなっていて、ユーザー登録を行うと「覚えた単語」「覚える単語」「ブックマークした単語」「検索した単語」といった自分の学習を記録することができます。
『天才英単語』は、それぞれの単語の意味やルーツを細かく解説してくれるありがたいサイトです。
『天才英単語』の利点
音声が充実(単語発音、例文紹介)
単語の発音や音声付きの例文があるのは本当にありがたいです。
音声が気軽に利用できるのは、スマホならではですね!
もちろん、先ほどのでた単アプリも音声は入っているのですがこちらは主に女性の声。
『天才英単語』は主に男性の声なのです。
2種類の音声を聞いて、発音練習もしています。
語源の説明がわかりやすい
なんといっても『天才英単語』の魅力は「わかりやすい語源の説明」。
実は、語源そのものの意味から英語に取り込まれる時点で意味が変わってしまうことが多いことも知りました。
例えば、「debacle」。
「覚え方:語源」は次のように記してあります。
debacleの語源はフランス語のdebacle(eとaの上にアクセント記号あり)から来ていて、雪氷が溶けて洪水が起こる様子を意味する言葉です。その後、フランス語では全般的な敗北や失敗を意味するようになり、英語でも同じ意味で用いられるようになりました。(『天才英単語』から引用)
読むだけで楽しいですし、その語について理解が深まりますね。
ちなみに「debacle」現在の英語の意味は「崩壊、失敗」です。
『天才英単語』の難点
時に「動詞としてのこの単語の意味を知りたいのに、名詞の説明しか出てこない」という場合があります。
だいたいどの単語や熟語で引いても、ちゃんと意味が出てきてくれるのがスゴいのですが、使われる頻度の低い品詞については省略されているように思われます。
ただ、語の説明としては十分すぎるし、覚え方や語源に重きが置かれている辞典サイトなので大勢に影響はないといえるでしょう。
『天才英単語』めいはお流カスタマイズ方法
『でた単』で意味を見てもスペルとどうも結びつかず覚えにくいと感じる単語や熟語。
筆者の場合は、これらの単熟語をしっかり覚えるのに『天才英単語』を活用させてもらっています。
でた単の振り返りページ(練習、テスト共に)で、そういった気になる単熟語をクリック。
するとコピーされるので、『天才英単語』のサイトを開きそのまま検索窓に乗せて貼り付け、検索ボタンを押すだけ。
語の意味・説明、例文をチェックしたのち、「覚え方:語源」については、そのままなぞってコピーし、自分のスマホのメモページにどんどん貼り付けていきます。
同じ単熟語を何度も引いていることもありますが、やはり複数回貼り付けていると見覚えがある!とわかりますね笑
英検1級学習者おすすめアプリ③『NHK WORLD JAPAN』(無料)
3つ目のおすすめアプリは『NHK WORLD JAPAN』というアプリです。
以下は、Google Play ストアのアプリ詳細説明です。
NHK国際放送の外国語ニュース、ライブ、オンデマンド配信サービス
NHKワールドJAPANは日本の公共メディア、NHKの国際放送です。このアプリでは、NHKワールドJAPANが多言語ではいいsんしているニュースや番組を視聴することができます。(Googleストアより引用)
常に最新のニュースを動画とスクリプトで楽しむことができます。
スクリプトを見ないで音声を聴き、何度か繰り返し聴いた後スクリプトで答え合わせをしてもいいですね。
英検1級レベルの単語(ニュースの話題に限られますが)が実際にどのように文脈の中で使われているかを知る機会となります。
過去のコラムなどもあるので、学んだ英単語が多く使われている英語ニュースを読むことで実力を試したい人にはうってつけではないでしょうか。
分からない語句はスクリプトをドラッ
グしてウェブ検索をすればすぐ意味を知ることができますよ!
まとめ
以上、50代主婦でも頑張れる英検1級対策用おすすめ学習アプリ(サイト)3選でした!
- 『英検®️1級でた単完全版』(1200円)
- 『天才英単語|英単語の覚え方辞典』(無料サイト)
- 『NHK WORLD JAPAN』(無料)
他にも語学学習を楽しめるアプリはたくさんあるのですが、それはまたの機会でご紹介できたらと思います!
50代だからこれ以上覚える作業などは無理、などと自分で自分の可能性を諦めないで。
忘れても大丈夫!忘れながら、らせん階段を上るようにくるくると同じ問題に繰り返し取り組むことで、着実に英検1級レベルの語いが増えていきます。
筆者もいつか英検1級合格の報告ができるよう、精進したいと思います笑
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
またのご来店をお待ちしております。
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