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リスキリング最先端・元ビリギャル小林さやかさんの新たな挑戦とは

歩道を歩く女子高校生

最近話題のリスキリング(学び直し)。

いつでも誰でもそのライフステージに関わらず、自分自身が人生の主役としてやりたいことを実現するために学びを新しく始めたり学問をやり直したりする自由や権利が、これから日本でもっともっと推奨されるよいチャンスではないでしょうか。

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憲法上に自由や権利は保障されてはいるけれども、経済的な問題で進学できない人に対する国の積極的な支援や、社会人が離職して大学に入り直すことなどへの支援などについて、現代日本は欧米に大きく遅れをとっています。

教育をよくしないと、未来に希望を持った若者が育ちません。

単語帳で英語の試験勉強をしている女子高校生

その日本の教育を少しでも良い方向に変えるため、自ら変わりたいと考えている人がいます。

その人の名は、小林さやかさん。

小林さやかさんは2013年に出版された「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」(通称 ビリギャル)のモデルとなった女性です。

2023年5月3日NHKラジオ第1マイあさ7時台の放送で彼女が登場してから、すっかり彼女の人柄やスマートさや世の中を変えたい、という思いに魅了されてしまいました。

本のタイトル通り、学年ビリだった彼女が、坪田先生という塾の先生との出会いや、母親のあーちゃんの絶対的応援によって難関の慶應大学に現役合格を実現したサクセスストーリーは当時衝撃的でした。

今回のラジオで「ビリギャル」のその後として、彼女がさらに難関の米国コロンビア大学大学院合格を実現し、今現在大変充実した留学生活を過ごされていることがわかりました。

彼女は大学卒業後社会人を経験した後米コロンビア大学大学院留学を決意し、どうやって難関大学院合格を手にしたのか記事にまとめてみました。

多くの人が集うコロンビア大学

元ビリギャル小林さやかさんのプロフィール

  • 1988年3月5日生まれ(35歳)
  • 愛知県名古屋市出身
  • 愛知県の中高一貫校卒業
  • 慶應義塾大学総合政策学部卒業
  • ウエディングプランナーを経て自らの受験体験を教育現場や保護者に伝える講師(フリーランス)へ
  • 聖心女子大学大学院文学研究科人間科学専攻教育研究領域博士前期課程修了
  • 現在米国コロンビア大学教育大学院在学

元ビリギャル小林さやかさんが米国大学院留学を目指した理由

小林さんは慶應義塾大学卒業後ウエディングプランナーとして3年間働いた後、自らの受験体験を伝える講師として、学校現場で講演をされていました。

ある日生徒からの質問で、「これまででやらなくて後悔したことがありますか」と聞かれ、とっさに答えたのが「海外留学すること」という回答でした。

ご自身もさっと口から躊躇なく出てきたこの回答にびっくりされたそうです。

しかし、「後悔したままなんか、ダサい。受験生に挑戦の大切さを訴えているけれど、自分自身が新しい挑戦が出来ていない。これでは人に挑戦を促すことはできない。ならば挑戦するしかない。」と、小林さんは留学を決心します。

そして、目指すは米国大学院最高峰のハーバード大学大学院!

それを1年間で叶える!

と新たな挑戦が始まったのです。

「ハーバード」の文字の入った図書館の本棚

学ぶ内容に関しては、認知科学という学問。

「認知科学」を選んだのには理由があります。

ビリギャル時代、恩師の坪田先生からはこんな予言をされていたそうです。

「さやかちゃん、君がもし慶應大学受験時に体調が悪くて最高のパフォーマンスを発揮できなくて不合格だったとしたら、世間の人は『やっぱり難関大だから無理だったんだよ』と言うだろう。

だけど、君が慶應大学に合格したら、他の人達はきっとこう言うだろう『もともと頭が良かったから合格できたんだよ』と。人は結果しか見ていないから。絶対そんな風に言うからみててごらん」と。

そして、慶應大学合格後、坪田先生の予言どおり、小林さんは言われたそうです。

「ビリギャルって地頭が良かったから合格できたんだよ」と。

小林さんは、慶應大学挑戦にあたり、小学4年のドリルからのやり直しからはじめ、坪田先生の指導と母親あーちゃんの応援や愛情でここまで頑張ってこれた、と言います。

この自分の努力体験は他の誰かの役に立つはずなのに、その事を否定されるような事を多くの人に言われたそうです。

本当に人は、過程でなく、結果でしか物事を見ていないものですね。

そこで、「元から頭が良かったから実現できた」のではなく、夢を実現するのには才能の問題でなく、誰にでも実現可能なことを伝えたいと思ったが、今の自分にはその力がない。

だから、ビリギャルを科学的に証明できるようさらに勉強して知識を増やしたいと小林さんは考えるようになります。

そのためには日本の大学ではなく、「認知科学」の研究の最先端を行くアメリカの大学院に入学する必要があったのです。

だから小林さんはアメリカの大学院へ進学する決意をしたということです。

元ビリギャル小林さやかさんが目標を達成した方法

小林さんは、まず「米国大学院に留学する」という自分の目標を周囲の人に宣言しました。

拡声器で高らかに自分の主張を行う女性

多くの著書や研究によると、標達成の為には周囲の人々に自分の目標を宣言することが大切なのだそうです。

宣言すると、自分を追い込むことができ、また周囲の協力を得ることもできます。

また一度宣言してしまうと簡単に諦めることができなくなり、結果努力を続けることにつながるようです。

小林さんはまず、米国大学院に必要なTOEFLの点数の目標設定を120点満点中の100点としました。

もしも期限内に100点取れなかったら、大学院に必要な学費400万円を丸々慈善団体へ寄付する!と小林さんは宣言して自分を追い込みます。

また一日9時間という勉強時間の捻出ですが、目標を達成するためには同時に何かを諦め捨てる必要があるので、旅行や遠出などの代わりに近所で夫婦で食事するなど、時間を勉強以外に贅沢に使わない生活を一年半実行したそうです。

その結果、彼女はなんとTOEFL104点を達成するのです。本当に凄い努力家です。

第一希望のハーバード大学大学院入学は残念ながら叶いませんでしたが、それでも名門コロンビア大学教育大学院への合格をわずか1年半の猛勉強で果たしたのですから素晴らしいです!

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まとめ

以上、元ビリギャル小林さんの新たな挑戦についてまとめてみました。

  • 小林さやかさんのプロフィール
  • 小林さやかさんが米国大学院留学を目指した理由
  • 小林さやかさんが目標を達成した方法

 

小林さんのお話しぶりや声のトーンは本当にイキイキしていて、小気味よかったです。

願わくば、再放送して欲しい。

今回の放送は、勉強することの楽しさが伝わり、年齢関係なく今後の人生でチャレンジ精神で頑張れば、自分を変えることができる!と、多くのリスナーの刺激となったのではないでしょうか。

小林さんは特に日本の子どもたちの自己肯定感の低さに言及し、他の先進国でも類を見ない低さを、なんとしても変える一助となりたい、と考えています。

日本の教育を変えることで、もっと子どもたちの自己肯定感を上げ、新たなチャレンジに挑む子どもたちを増やす。

そんな素晴らしいビジョンを描いておられます。

また、ユニセフの2020年の調査結果によると、日本の子どもの幸福度の総合順位は20位(38カ国中)

なお、分野ごとの内訳では下記のように両極端な結果となっているのです。

  • 精神的幸福度(37位)…指標「生活満足度が高い15歳の割合」「15~19歳の自殺率」
  • 身体的健康(1位)…指標「5~14歳の死亡率」「5~19歳の過体重/肥満の割合」
  • スキル(27位)…指標「数学・読解力で基礎的習熟度に達している15歳の割合」「社会的スキルを身につけている15歳の割合」

精神的幸福度の第1の指標「生活満足度が高い15歳の割合」については日本は67%。数字的にそんなに悪くはないと思うのですが、1位ニュージーランドの数値が90%なので、比較をするとずいぶん違いますね。

第2の指標「15~19歳の自殺率」も全体27位と平均よりも高い数値となっています。

一方1位となった身体的健康。第1の指標「死亡率」は全体の9位。過体重・肥満についてはダントツの1位を誇っています。

スキルの第1の指標「数学・読解力」については5位と上位なのですが、第2の指標「社会的スキル(すぐ友達ができる)」については30%以上の子どもがそうは思わないと答え全体の37位と2番目に低い順位となったためにスキル総合27位となりました。

人間生きていて、何が一番の幸福なのか。色々と考えさせられるデータですね。

私たちアラフィフ世代は日本の高度成長期の中、「競争に勝つことこそが善」と世の中にあおられて育ってきたようなもの。

自分が親となり、脱ゆとり教育のあおりを食らい高校に入学したとたん急に増えた学習量に対応できず苦しむわが子を理解してやれなかった私。

そんな暗いトンネルも子どもは自身の力でいつの間にか出口にたどり着いていましたが、「あの時もう少し子どもの心に寄り添える親だったなら、わが子はこんなに苦しまなかったのに」と反省や後悔はたくさんあります。」

まあ、親子関係が終わることはないのでその反省はその後いろいろな形で生かせていると思っています笑

暗いトンネルの中、「こうやったら前に進めるよ!」と手をさしのべたり、「暗くても怖くないよ!」ともう少し子どもたちの力になれるよう日本の教育や日本の社会がもっと変わっていく必要があるのではないでしょうか。

小林さんや恩師坪田先生の活動をこれからも陰ながら応援していきたいと思います。

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