就学前のお子さんにとって、英語絵本の読み聞かせは、初めて英語に触れるよいチャンスとなります。
読み聞かせは学習能力を高め子どもの心だけでなくママの心の癒やしにもなるので、とその効果は良いことずくめなのです。
英語絵本読み聞かせはおうち英語の第一歩! 驚きの3つの効果とは
ただ、英語絵本となると、どうしても言語の壁が気になりますよね。
でも実はコツを知れば、英語絵本の読み聞かせは親子で楽しめる最強のツールとなるのです。
お子さんを英語絵本の読み聞かせに夢中にさせる3つのコツをシェアしたいと思います。
英語絵本読み聞かせのコツ①読み方の工夫
ママやパパが読むのであれば、ふつうに読んでもお子さんは大喜び。
でも、読み方をほんの少し工夫することで楽しさが倍増するので、そのテクニックを紹介します。
メリハリをつける
単調だとお子さんは飽きてしまうので、メリハリを利かせて読むのがコツです。
「メリハリ」とは、強弱やアクセントのことです。
英文の中でも、大切なセリフなどのポイントとなる言葉があれば、その言葉を強調して読むといいですよ。
参考として、見本CDや読み聞かせのユーチューブチャンネルをコソッとチェックしてみてもいいですね^^
まずは、ママが声優さんや俳優さんになったつもりで、気持ちをこめて読むことを楽しんでみましょう。
発音については、日本語なまりの発音でも大丈夫。世界中には非ネイティブの英語スピーカーの方が圧倒的に多いのですから。
ママが間違いを恐れず自信を持って英語を読む姿って、お子さんにとって素晴らしいお手本になるのですよ!
お子さんが自分も読みたくなったら、ママの後にリピートさせてあげてみてください。
あくまで強制はしないようにしてくださいね。
読み聞かせは勉強ではなく、素敵な親子のコミュニケーションツールの一つととらえてママも楽しんでみてください。
スピードや間を大切に
最初はできるだけゆっくり、お子さんの反応を見ながら読んでいくとよいでしょう。
全訳は不要ですが、絵を見ても内容理解ができていないようなら要所要所に日本語解説を入れて、理解を助けていきましょう。
また、お話のキーとなるセリフや英単語は、特にゆっくりと指さしながら読んであげましょう。
英文に疑問文が出てきたら、すぐ次を読んでしまうのでなく、一緒に答えを考える間を取ってあげるといいですね。
場面が転換するとき、特に驚きの展開が始まる前など、少しもったいぶって長めに間をとって、次の英文に移りましょう。
その間がお子さんのワクワクした気持ちの刺激となって、「早く次が知りたい!」と、お話の世界により集中していきますよ。
同じ本の読み聞かせに慣れてきたら、時にはいつものスピードを変えてみましょう。
超特急のスピードで読んでみたり、逆にゆっくり読んでみたり。
速く読んだ後は、遅く読み、遅く読んだ後は速く読む。スピードの変化を交互に試してみてください。
読み切る前にお子さんは爆笑してしまうかもしれませんが、スピードの変化だけでも読み方にアクセントをつけることができます。
英語絵本読み聞かせのコツ②絵本選び
せっかく手にとってじっくり味わうのだから、絵本はママやお子さんのお好みのものを!
図書館や本屋さんで探していると、絵本の方から「こちらですよ」と手招きをしているかもしれません。
好きなジャンルを選ぶ
本を選ぶときは、ぜひママ自身(あるいはお子さん)の好みで選んでみてください。
絵本には、作者独自の感性が詰まっているので、その感性が自分と合うものを選ぶのがベストです。
書店で選ぶならばパラパラとめくってみてママ自身も「これゆっくり読みたいなあ」と思える絵本がいいと思います。
ひとくちに絵本、といっても、物語タイプだけではありません。
図鑑タイプで文字の少ないもの・ゲーム感覚でアイテムを探すかくれんぼ絵本・ディズニー映画をリライトしたものなど種類はさまざま。
少々背伸びかな、と思うような本でも、絵がストーリーの内容を補ってくれますので大丈夫!
絵の色彩感覚やアルファベットの字体、装丁にいたるまで、日本の絵本にはない異文化のエッセンスが詰まっているので、そういった言葉以外の雰囲気もぜひじっくり味わってみてくださいね!
絵を眺めているだけで楽しいものを選ぶ
次のようなことわざがあります。
A picure is worth a thousand words.
1枚の絵は千の言葉に匹敵する、という意味です。
絵を見せることで、言葉による説明以上に、効果的にその意味や本質を伝えることができる、ということです。
ただやはり人それぞれ好みが違うので、同じ絵でも受け取るものは違うかもしれませんね。
せっかくですから、眺めているだけで楽しくなるものを選びましょう。
お気に入りの絵を眺めると、脳内にしあわせホルモン「エンドルフィン」が分泌されるため、ストレスが軽減され、多幸感を得ることができるのだそうですよ。
お気に入りの絵を楽しみながら受け取ることのできるメッセージは、子どもの記憶や理解に強く結びついていきます。
そんな絵の力を十分に楽しめる絵本が見つかるといいですね!!
英語絵本読み聞かせのコツ③時間設定
お子さんが夢中になる読み聞かせを行うために、時間設定も大切だといえるでしょう。
読み聞かせに最適な時間帯とは、いつだと思いますか。
最適なのは「就寝前」のタイミング
ある調査によると、読み聞かせを実施するタイミングは「昼」と「就寝前」が多いのだそうです。
しかも月齢別で時間帯も違っていて、生後8ヶ月までのお子さんの場合「昼」の読み聞かせが一番多く、生後9ヶ月~2歳までのお子さんの場合は「就寝前」の読み聞かせが一番多いそうです。
では、いつのタイミングが読み聞かせに最適なのでしょうか。
専門家によると、「『就寝前』が1番良い」とのことです。
ただし、これは必ずしも「夜」とは言っていないのがポイント。
お昼寝などのちょっとした睡眠の前でも効果的なのだそうです。
理由は「脳は睡眠中に記憶を知識として定着させるので、学習効果が高いから」だそうですよ。
だからといって、「就寝前」以外の読み聞かせはだめ、というわけではなくあくまで「就寝前」が1番お子さんの脳にとって「読み聞かせ」の効果を上げやすいのでオススメの時間帯であるということです。
親がリラックスできる時間帯もオススメ
「読み聞かせのタイミング」としてさらにオススメなのが「親子でゆっくりとリラックスして読み聞かせを楽しむことができる時」。
専門家の意見によると、親がリラックスできるタイミングであれば、時間帯はいつでもかまわないようです。
読み聞かせをするママやパパがイライラしていたり、あるいは疲れた状態だったりする時は、無理に頑張ろうとしなくてもいいのです。
お子さんだけでなく、ママも状態の良い時が読み聞かせの「グッドタイミング」ということですね!!
読み聞かせの平均時間は5~15分と少し幅はあるようですが、お子さんの成長過程に合わせて実施してみてくださいね。
そして次第に英語絵本の読み聞かせをお子さんがねだるようになったら、しめたもの。
毎日たとえ10分でも習慣化すれば、親子での素晴らしい読書体験の第一歩となっていくでしょう。
まとめ
- 英語絵本読み聞かせのコツ①読み方の工夫
- 英語絵本読み聞かせのコツ②絵本の選び方
- 英語絵本読み聞かせのコツ③時間設定
英語絵本読み聞かせのコツを3つ紹介しました。
要は親子共々楽しむこと!!これに限ります。
素敵な英語絵本との出会いは人生に彩りを添えてくれます。
お子さんがママに密なコミュニケーションを必要としてくれる時期は、長い人生の中ではほんの一瞬。
「ママにしっかり甘えたい!」と必要としてくれる時期に、いろいろなコミュニケーション手段を駆使してかかわってあげることで、お子さんの情緒は安定し、後に迎える親離れも順調に進んでいきます。
そんなコミュニケーション手段の一つとして効果の高い英語絵本の読み聞かせをオススメします。
これら3つのコツが参考になれば幸いです。
ご来店ありがとうございました。
またのご来店をお待ちしております。
関連記事
子ども向けの英語の歌!親子で楽しく覚えられるオススメ6曲を紹介
英語絵本読み聞かせはおうち英語の第一歩! 驚きの3つの効果とは
ママ必見!幼児~小学校低学年のお子さんを英語好きにする方法を解説!
[…] 子どもを夢中にさせる英語絵本読み聞かせのコツ3つを解説! […]