小学校英語教育の本格導入にそなえ、お子さんに早めに英語に触れさせたい、考えるママが多くいらっしゃるのではないでしょうか。
しかしいきなり勉強となると、子どもが英語嫌いになってしまいそうだし、楽しく英語に触れることのできるいい方法はないかな～というママにオススメなのが、英語の歌です。
いつでもどこでも気軽に英語が聴ける、CDが一番オススメといえるでしょう。
何と言っても１曲２～３分という短い歌が多いので、車での移動時間を利用して聴くことができ、スキマ時間で楽しめるのが大きなメリットなのです。
それではオススメの英語の歌を①童謡②手遊び歌③映画とミュージカルの３つのカテゴリーから合計６曲を紹介したいと思います。
![]()
![]()
子ども向けオススメ英語の歌①英語の童謡(マザーグースの歌)
英語の童謡には英米で誰もが知っている「マザーグースの歌」という伝承童謡を元に作られたものが数多く存在します。
子どもが親しみやすい動物が登場し、なぞなぞ、早口言葉、しりとりなどの言葉遊びにユーモアや風刺が盛り込まれています。
れ
また、マザーグースの歌はそれぞれのフレーズが英語独特の韻（rhyme）を踏んでいて、歌詞を読むだけでも自然に英語のリズムや発音が覚えられるようになっています。
英語の歌詞の特徴的なところを赤色で示しているので、その部分に特に注意しながら音楽CDを聴いてみてください。
そして歌えるようになったら、英語のリズムを味わってみてください。
Mary Had a Little Lamb（メリーさんの羊）
1番
Mary had a little lamb,メリーさんは子羊を飼っていた
little lamb, little lamb,子羊を 子羊を
Mary had a little lamb,メリーさんは子羊を飼っていた
Its fleece was white as snow.その毛は雪のように真っ白だった
2番
And everywhere that Mary went,メリーさんが行くところはどこへでも行った
Mary went, Mary went,メリーさんが行く（所）、メリーさん行く（所）
Everywhre that Mary wentメリーさんが行く所はどこへでも
The lamb was sure to go.子羊は必ずついて行った。
有名な「メリーさんの羊」の英語歌詞です。
１，２番のみ歌詞を紹介しましたが、実際には５番まであります。
ある日学校までついてきてしまった子羊。生徒たちは大はしゃぎ。
想像しただけで、可愛くて、笑えますね。
最後には子羊は先生に追い出されてしまう、というオチが切なくもあり、ユーモアも感じられるところですね。
赤色の１番４行目最後の単語snow と２番４行目最後の単語goは、どんな関係があるかわかりますか？
発音してみるとわかりますね。「スノウ」「ゴウ」すなわち[ou]の音韻を踏んでいるペアとなります。
Old MacDonald Had a Farm（ゆかいな牧場）
１番
Old MacDonald had a farm,マクドナルドじいさん農場を持っていた
E-I-E-I-O! イーアイ イーアイ オー！
And on his farm he had some chicks,農場でヒヨコ飼っていた
E-I-E-I-O! イーアイ イーアイ オー！
With a chick chick here,こちらでチックチック
and a chick chick there,あちらでチックチック
Here a chick, there a chick,こっちでチック あっちでチック
everywhere a chick, chick,どこでもチックチック
Old MacDonald had a farm,マクドナルドじいさん農場を持っていた
E-I-E-I-O! イーアイイーアイオー！
日本語では「ゆかいな牧場」と紹介されているこの歌。
「マクドナルドじいさん」が日本語詞では「いちろうさん」に置き換わっているものもあります。
また、単なる掛け声である「イーアイイーアイオー」が、「イヤイヤよー」に聞こえてしまうことでも有名。
この歌には、マクドナルドじいさんが飼っている動物が次から次へと登場しますが、その鳴き声に注目です。
ヒヨコの鳴き声は、日本では「ピヨピヨ」ですが、英語では「chick,chick（チックチック）」という表現になっています。
言語によって、動物の鳴き声の認識も違うのが分かりますね。
このあと、
- cow(牛)
- duck(あひる)
- dog(犬)
- turkey(七面鳥)
- pig(豚)
などが登場しますが、歌のバージョンによって出てくる動物は色々バリエーションがあるようです。
英語版の鳴き声は日本語で私たちが知っているものと違っているのですが、繰り返し聴いていくことで、お子さんは楽しみながら自然にこの英語版の鳴き声を覚えていきます。
曲の中に何度も英語版の動物たちの鳴き声が出てくるので、CDを真似しながら、ママもお子さんと一緒に楽しく歌ってみましょう！
子ども向けオススメ英語の歌②手遊び歌
手遊び歌は、手や全身を使いながら歌うことで、カラダの部位の言い方や、動作の言い方を覚えられるオススメの歌です。
そもそも、指先を動かすことは大脳への刺激となり、お子さんの脳の成長を促すことができるそうです。
ママが見せたお手本をお子さんが真似て表現することで、集中力や表現力も養われていきます。
同じ単語（またはフレーズ）の繰り返しが多いので、楽しく口ずさみながら自然と英語の発音を覚えることができますよ。
ママもお子さんとスキンシップを取りながら、最初はゆっくりと始め、慣れてきたら徐々に速くしていくなど、スピードに変化をつけてお子さんと楽しみましょう。
Head Shoulders Knees and Toes
Head, shoulders. knees, and toes,knees and toes 頭、肩、膝、つま先 膝 つま先
Head, shoulders, knees, and toes knees and toes 頭、肩、膝、つま先 膝 つま先
And eyes and ears and mouth and noseそして目と耳と口と鼻
Head, shoulders. knees, and toes,knees and toes 頭、肩、膝、つま先 膝 つま先
Image by PublicDomainPictures from Pixabay
カラダの部位の英語が次々に登場する手遊び歌。
両手で、歌詞で歌われるカラダの部分に軽くタッチしながら歌います。
もしもお子さんがまだ自分でタッチできない年齢なら、ママがタッチしてあげてくださいね。
If you’re happy and you know it（幸せなら手をたたこう）
１番
If you ‘re happy and you know it, clap your handsもしも幸せならば手をパチパチたたこう
If you ‘re happy and you know it, clap your handsもしも幸せならば手をパチパチたたこう
If you ‘re happy and you know it, もしも幸せで
And you really want to show it それを表現したいならば
If you ‘re happy and you know it, clap your hands もしも幸せならば手をパチパチたたこう
２番
If you ‘re happy and you know it, stomp your feet もしも幸せならば足をドンドンと踏み鳴らそう
If you ‘re happy and you know it, stomp your feet もしも幸せならば足をドンドンと踏み鳴らそう
If you ‘re happy and you know it,もしも幸せで
And you really want to show it それを表現したいならば
If you ‘re happy and you know it, stomp your feetもしも幸せならば足をドンドンと踏み鳴らそう
UnsplashのAinara Otoが撮影した写真
日本の歌手坂本九さんがアメリカでもヒットさせた「幸せなら手をたたこう」が、英語訳されたものです。
この歌で特に楽しいのは、hands（手）やfeet（足）のようなカラダの部位を表す身近な言葉が出てくるところと、
「clap」（手をパチパチたたく）
「stomp」（足をドンドンと踏み鳴らす）
など、音を出す動作の単語が登場し、それを実際に歌いながら手や足を動かして、音を出す、という動きが入っているところです。
- 「clap your hands」の歌詞の後に手をリズムに合わせて「パチ、パチ」と２回たたく
- 「stomp your feet」の歌詞の後に足を同じくリズムに合わせて「ドン、ドン」と２回踏み鳴らす
他の動作パターンを紹介しますね。
- 「slap your knees」（ひざをパンパンとたたく）
- 「snap your fingers」（指をパチンと鳴らす）
- 「nod your head」（うなずく）
- 「shout “Hooray”」（『フレー』と叫ぶ）
など、いくつかの動作パターンが入っているので実際に動作をして楽しんでみてくださいね！
子ども向けオススメ英語の歌③映画やミュージカルで人気の歌
映画やミュージカルなどで何度も上演されている人気の作品から、２つの歌を紹介します。
Do-Re-Mi（ドレミの歌）（「サウンド・オブ・ミュージック」より）
このミュージカル映画は1965年に日本で公開され、アカデミー賞5部門を受賞。
「Do-Re-Mi（ドレミの歌）」は日本でもおなじみの曲で、ほとんどの人がメロディーを知っているので、歌いやすいと思います。
日本語では「ドーナツ」「レモン」「みんな」「ファイト」「そら」「ラッパ」「しあわせ」と訳されている「ドレミファソラシド」が、英語では全く違う表現であるところが注目ポイントです。
- ド「deer（メスのシカ）」
- レ「ray（太陽の光）」
- ミ「me（私）」
- ファ「far（遠く走っていく先）」
- ソ「sew（糸を引っ張る針＝縫いもの）」
- ラ「la（ソの次の音）」
- シ「tea（ジャムとパンに合わせる飲み物）」
と少し長めの説明がそれぞれの音に添えられています。
そう、「シ」は「ティー」だったのですね。
主人公である家庭教師のマリアが、初めて子どもたちを眺めの良い山に連れていき、美しい自然の中でギターを弾きながら子どもたちに音楽の基礎を教える感動的なシーンで、生き生きとこの歌が歌われます。
もしもこの映画を観る機会があれば、他に出てくる曲も楽しく名曲ぞろいなので、オススメの映画です。
※歌詞は著作権の関係でこちらにはのせていませんが、CD等でお楽しみいただけたらと思います。
Over the Rainbow（虹のかなたに）（「オズの魔法使い」より）
「Over the Rainbow（虹のかなたに）」この曲は1939年のミュージカル映画「オズの魔法使い」の劇中歌として歌われました。
同年、アカデミー歌曲賞を受賞。2001年には全米レコード協会「20世紀の名曲」第1位に選ばれています。
しかし、映画撮影当時は、なんとこの曲は１度カットされていたものの、あまりに主役のジュディ・ガーランドの歌唱がすばらしかったので復活したというエピソードが残っています。
主人公ドロシーが退屈なカンザスの暮らしを嘆き、理想の場所が「虹の向こう(over the rainbow)」にある、と信じて歌うのがこの歌。
でも、すべての旅が終わった後「There’s No Place Like Home」(家[故郷]のような素晴らしい場所はどこにもない)と、本当の「虹の向こう」とはどこにあるのか答えを見つけることができます。
日本でも多くの歌手がカバーし、CMなどでも多用されているので、メロディーは聞き覚えがあり歌いやすいはずです。
※歌詞は著作権の関係でこちらにはのせていませんが、CD等でお楽しみいただけたらと思います。
参考ページはこちら↓
おうち英語小学生オススメ映画３作品！親子で感動のシーンを解説！
まとめ
- 子ども向けオススメ英語の歌①英語の童謡(マザーグースの歌)
- 子ども向けオススメ英語の歌②手遊び歌
- 子ども向けオススメ英語の歌③映画やミュージカルで人気の歌
名曲といわれる歌には、時代を超えた素晴らしさがあり、実際聴いたり歌ったりしてみると、いつまでも人々に受け継がれていくその理由がわかる気がします。
いきなり全歌詞を英語で歌うのは難しいかもしれません。でも部分的に歌ったり、歌を単に鑑賞したりするだけでもいいのです。
海外の子どもたちがママと楽しんでいる英語の歌。
同じものを楽しんでいる親子が世界中にいると思うとワクワクしますね。
そのうち繰り返し聴いたり歌ったりすることで、英語のリズムや発音が身についていきます。
ＣＤがなければ、ポッドキャスト、YouTubeなどから音源は見つかると思いますので気軽にトライしてみてくださいね。
この中で一つでもお気に入りの歌が見つかれば、いつかお子さんとの宝物の一曲になるかもしれません。
そうなれば幸いです。
今回はご来店ありがとうございました。
またのご来店をお待ちしております。
関連記事
早期リタイア50代既婚女性4つのデメリットとその解決策とは！？
50代既婚女性早期リタイアはオススメ！その２大メリットとは？
英語絵本読み聞かせはおうち英語の第一歩！ 驚きの３つの効果とは
