娘さんが高校卒業近くになると、「成人式振り袖貸衣装」のチラシがちらほら舞い込み始めるようです。
初めて娘さんが成人式を迎えるママさんたちにとって、「これってもう準備したほうがいいの?!」とわからないことだらけですよね。
現代では多くの若い方は、着る機会の少ない振り袖をレンタルで済ませる場合が多いのではないでしょうか。
成人式振り袖のレンタルは、着物専門店や貸衣装店などで利用することができ、その多くが「前撮り」といって、成人式当日より前の日に行う写真撮影をパッケージに含んでいます。
最近ではインターネットのレンタルも手軽で人気のようです。
でも、成人式振り袖の予約はいつがベストなのでしょうか?予約する前に、考えておくべきことは何でしょうか?
2人の娘をもつ私にとって、長女の時は本当によくわからなくて実は色々失敗もありました。
その失敗から学んだことは、長女には悪いけど次の次女の成人式に生かせているかなと思います。
本番だけで、大丈夫だから……という方も、ちょっと待って!
前撮りの機会があったからこそ、本番の成人式へ修正できたこともあります!
一生に一度の成人式の前撮りですもの!
大げさな~と思うことなかれ!
おとなしめの和風日本人顔の我が娘たちでさえ、素敵な振り袖を着せてもらいバッチリメイクを決めた日には、うっとりしちゃう美しい和服美人に大変身しましたからね!!
成人式前撮りの振り袖姿、ただスマホで写メを撮って何となくお出かけだけ!では本当にもったいないですよ。
2人の娘の成人式で前撮りを2度経験した私がオススメしたいのが、ロケーション撮影です。
それでは前撮りを成功させる注意点3つを紹介しますので、よかったら参考にしてみてくださいね。
成人式前撮り注意点①振り袖の予約
事前に振り袖が手に入る場合を除き、貸衣装屋でレンタルするのが最も一般的と言えるでしょう。
貸衣装レンタルでの注意点は3つあります。
振り袖予約時期ベストは前年1~3月
成人式用振り袖レンタルのダイレクトメールが高校3年頃から自宅へ送付されるので、早めに予約しないといい衣装がなくなってしまうのではないかと不安をあおられますよね。
でも実は、
そんなに慌てなくても大丈夫ですよ。
なぜかというと、毎年振り袖は1月に新作が発表されているから。
つまり、次の年の成人式に向けて最新の振り袖を予約したいならば、成人式前年の1月がベストとなります。
だいたい1月以降~3月が貸衣装店での予約時期としては最適と言われているようです。
でも人気のブランドものなど早いもの勝ちとなるので、選びしろの多い早めの時期がオススメですよ!
振り袖は本人の好み最優先で選ぶ
まずは、振り袖を着るご本人がどの色の振り袖を着るか、あらかじめ決めておきましょう。
振り袖を選ぶ際、専門スタッフさんは成人を迎えるご本人の「好みの色」を必ず尋ねられます。
娘さんご本人にもあらかじめネットなどで自分の着たい着物や合わせたい小物などをある程度研究してもらうことをオススメ!
振り袖の色や合わせる帯、帯締め、伊達えりの色、バッグなど、小物もその場で決めていきます。
もちろん、ママさん達も娘さんには「こんな色を着て欲しい!!」と自分が娘さんに着せたいイメージがあるかもしれません。
でも、娘さん本人と意見が異なる場合は、もちろんここは娘さんご本人の好みを最優先しましょうね。
一生に一度の成人式なのですから、娘さんご本人の満足がいくように、ママのサポートは経済面に徹するのが一番かもしれません。
着る振り袖が決定したら、合わせる小物や草履も含めて1セット丸々、前撮り日と成人式に貸出ができるよう、娘さん用に貸衣装屋さんが準備とキープをしてくださいます。
ところで、振り袖を決める際の写メについて記しておきます。
親としては娘が色々な着物を合わせている姿をせっかくだから全部撮っておきたい!と思われるでしょうが、お店によっては「決定前の撮影はご遠慮ください」と言われるところもあります。
貸衣装屋さんの意向があるので、できる限りそれに従い、お互い良好な関係でいられるのが一番だと思います。
私の場合貸衣装屋さんから「最終的に決まった着物だけ撮影OK」と言われたので、決定した振り袖を簡易的に着させてもらった姿だけを何枚か撮影しておきました。
お客さんによっては色々写真を撮ってあとで見比べてしまって「こちらの衣装にしてほしい」と振り袖をチェンジしたくなる可能性が出てくるので、それを防ぐためではないかと思われます。
成人式と前撮り日程の連絡
借りる振り袖が決定したら、次に成人式の日程(日にち開始時間)を貸衣装屋さんに連絡します。
ところで「成人式」という名称についてですが、最近は18才で成人となるため、「成人式」という名称がなくなりつつあるようです。
各自治体でバラバラで、「成人式」の名称を残しているところもありますが、
- 二十歳を祝う会
- 二十歳の集い
- 二十歳の成人式
など、名称変更のため「成人式」で検索してもヒットしない場合がありますので、その場合は上記名称を試してみてくださいね!
次に前撮り日程の希望を2パターンほど考えておくとよいですね。
後日でもよいのですが、忘れないように娘さんの予定確認ができ次第早めに連絡しましょう。
前撮りのベストシーズンは気候の良い夏前まで(4~6月)と言われているようです。
7~8月は暑くて、汗でメイクが崩れたり、着崩れしたりなど、せっかくの晴れ姿なのにご本人が大変な思いをしてしまいます。
9~11月は天候が安定しており、紅葉をバックに屋外で撮影するのも人気と言われています。
ただし、写真館での前撮りとなると、その時期は七五三の時期と重なり写真館自体が繁忙期となるため、写真館の予約が難しいこともあるそう。
早めに予約することをオススメします。
成人式前撮り注意点②美容室との打ち合わせ
美容師さんと前撮りや当日のヘアスタイルの確認や、着付けの確認を行います。
打ち合わせ日の決定とメイク料金の確認
娘さんの予定を見ながら打ち合わせ日を決め、美容師さんと前撮り・本番のヘアスタイルの相談をします。
「前撮りのカウンセリング」とも言うようです。
美容室では、「ヘアスタイリング」と「着付け」がセットになっているパターンが多いようです。
メイクが元々の料金に入っているかどうかは、ここできちんと確認しておく必要があります。
うちの娘の場合メイクについては別料金となっていましたので、娘が自宅で自分でしていきました。
美容室だと眉毛カットも技術料がかかることが多いため、あらかじめ自分でしておくのが無難かもしれません。
ヘアスタイルのイメージを決めて伝える
貸衣装屋さんで決定した振り袖の写真を見ながら、どんなヘアスタイルにしたいか事前に娘さん本人に考えてもらっておくと、美容室との打ち合わせもスムーズに進むと思いますよ。
インスタグラムなどに昨年度の成人式の振り袖姿がたくさんアップされているので、参考にしてみるとよいかもしれません。
自分がしたいヘアスタイルを提案して、美容師さんのアドバイスで修正していく形になると思います。
打ち合わせでヘアスタイルが決まったら、ママさんが写メを撮っておくといいですよ(もちろん美容師さんも記録として写真は撮ってくれますが)。
打ち合わせは本人だけで十分……のはずですが、保護者がついて同じように話を聞いておくほうが、不要なトラブルが避けられる気がします。
長女の場合イメージと出来上がりのヘアスタイルが違っていたのですが、次に待っている人もいたので修正をお願いできず、前撮りは仕方なくそれで撮りました。
本番に向けてもちろんもう一度話をして、本番では本人が満足できる出来となったからよかったのですが。
打ち合わせ時、まだ20才の娘ではこちらの想像以上にコミュニケーション力が無かったのだなぁと反省!
そこは時間があればママも参加しておくことをオススメしたいです。
もちろん、前撮りは成人式当日のリハーサルのようなものかもしれませんが、写真館での撮影もあるのだからお気に入りの状態で仕上げたいですよね!
髪飾り
髪飾りは、基本レンタルがなく(頭につけるものだから)購入になります。
貸衣装屋さんでもいくつか置いてあるのでそこで買ってもいいのですが、まずはヘアスタイルやイメージが決まってからがいいと思います。
希望のヘアスタイルやイメージが決まったら、美容室にもあるでしょうし、ショッピングモールやネット販売で可愛いものがたくさんあるので、好きなものを選ぶといいですよ。
知人や親戚などから借りるのもありだと思います。
着付け・ヘアスタイル修正
先ほども触れましたが、ヘアスタイルについて、前撮り撮影時に出来上がった状態が、カウンセリングしたにもかかわらず、自分の好みと明らかにズレている!!ということもありうるのです。
そんな時は、遠慮せず変更してほしいところなどをきちんと伝えて、後悔のないヘアスタイルに仕上げてもらいましょう。
また、着付けについては、着崩れをチェックしておくと良いですよ。
次女の場合、しばらく外出したら帯揚げがベロベロと出てきてしまいました。
写真館での撮影時は良かったのですが、持ちが良いように、本番では帯揚げの仕上げをキツめしてもらうよう修正をお願いしました。
これも前撮りをしたからこそ気づいたことです。
前開きの服で
前撮り・本番当日は、美容室で髪のセットをしてから、着付けをしてもらいます。
着物を着る時は、肌じゅばんという着物用の下着を身に着け足袋を履きます(貸衣装屋さんが大抵準備してくださいます)。
髪のセットが終わったら、そのまま下着姿になれるように、前開きの服を着ていくのを忘れないようにしましょう!
秋~冬にかけては少し寒いので、厚めのカーディガンや前開きのスウエットなどがオススメです。
少し細身の娘さんだと、補正用のタオル(粗品のものなどでOK)2~3本を持参するよう美容室からリクエストがあるかもしれないので、忘れずに持っていきましょう。
成人式前撮り注意点③ロケーション撮影
さて、前撮りでは写真館での娘さんのソロ写真がセット(1ポーズ増ごとに追加料金)、というパターンが多いようです。
でも、それだけではもったいないので、ぜひ屋外で撮影されることをオススメします!
オススメのロケーションとは
成人式前撮りにオススメのロケーションは以下の通りです。
- 神社仏閣
- 日本庭園
- 観光名所
- 歴史的建造物
やはり、和装には日本的な家屋が似合います。
日本家屋や歴史的建造物などの落ち着いた色合いは、美しい振り袖の色合いをとても引き立ててくれます。
そこにさらに紅葉などの美しい四季の彩りや移り変わりが背景として加わると、最強ですね!
あるいは無料で入れる日本庭園などがあるといいですね。
必ず下見をしておく
撮影前日までに必ず一度は下見をしておいてください。
長女の時、ぶっつけ本番で近くの庭園を訪れたものの、昔訪れた時よりも残念ながらクオリティが下がってしまっていたため(寺院や神社など特に注意)撮影を断念してしまいました涙
そうでなくても着物を着ている間は自由に動き回れないので、短時間で計画的に撮影を進める必要があります。
最終的に、自宅の庭での撮影に。それはそれで悪くはなかったですが……
何か後味悪く、娘には申し訳ないことをしてしまいました(T_T)
次女の時は無料で入れる日本家屋や庭園のある別の場所へ下見に。
ウロウロして写真撮影できそうな場所などをチェックしていたら、管理者の方から声をかけられました。
聞くと、時々成人式前撮りに使われることがあるそうで、業者が撮影の場合は使用料をいただくとのこと。
いろいろあるのですね^^;
もちろん、個人撮影の場合は無料でウェルカムだったので、良かったです。
家族参加のオススメ
当日のヘアメイク・着付けが終了し、写真館での撮影が終わったら、お出かけしましょう!
撮影に都合がつく家族はできるだけ多く参加すると楽しくていいですよ。
もちろん家族も記念に一緒に写真に写っても大丈夫なように、おめかしをしておいてくださいね!
家族が一人でも多く撮影に参加できれば、それだけでワイワイ和やかに前撮りロケーション撮影が進むものですよ。
親ばかですけど、娘の晴れ姿の可愛さって、見ているだけで幸せな気持ちになれますよ。
できるだけ多くの人にも見てもらい、この幸せをおすそ分けしたい!そんな晴れがましい気分になるものですよ^^
撮影は上手い方にお任せする!
当日の撮影は、もちろんママもスマホや一眼レフなどで好きなだけ写真を撮ったらいいのですが、撮影の上手い人に参加してもらうことをオススメします!
うちの場合、写真撮影セミプロ級の義姉がたくさん上手に撮影してくれて、楽しい思い出に残る前撮りとなりました。
写真の腕前に自信のない自分一人だけの撮影だとしたら、こんなにリラックスして楽しめなかったと思います!
撮影の上手い方がいることで、安心して前撮りを楽しむことができました。
カメラについてはスマホのみだと精度が限られたものになるので、ミラーレスや一眼レフなど、しっかりしたカメラでの撮影が良いと思います!(断言!)
スマホは写真を手軽に保存し送ることができるので、撮影に使用することは大推奨ですが、しっかりしたカメラと両方使うのがオススメ!!
景色や人物など、ピントを合わせたり、あるいは背景をぼかしたりするなど、プロっぽく撮影できますからね。
最近は、全国にいるプロのカメラマンが、こうしたロケーション撮影で素敵に写真を撮ってくれるサービスもあるようです。
モデルさんのように素敵な表情とか小道具とか使って撮ってくれるので、同じ値段を写真館に使うよりも生き生きとしたフォトブックを作ってみたいと思われる方は挑戦する価値は絶対あると思います。
まとめ
- 成人式前撮り注意点①振り袖の予約
- 成人式前撮り注意点②美容室との打ち合わせ
- 成人式前撮り注意点②ロケーション撮影
めったに着ることのない和装、振り袖。
娘さんの二十歳の記念にその姿をしっかり愛でることができるよう、何か参考になれば幸いです。
思い出に残る成人の日となることをお祈りいたします。
ご来店ありがとうございました。
またのご来店をお待ちしております。
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