2023年12月東京・港区にある愛宕神社( あたごじんじゃ)にお詣りしてまいりました。
同じ港区に宿をとり、歩いて20分ほどで到着のはずが……
筆者のスマホ(グーグル・マップ)が何度もGPS信号を見失い、おかげで予定時間を大幅オーバー。
帰りの飛行機の時間にこのままでは間に合わない!でもお詣りは絶対したい!と不本意ではありましたが、
タクシーを急いで拾って、ようやく辿り着くことができました!
東京23区内で、自然の山として最も標高が高い愛宕山に建立された愛宕神社。
その標高は約26m。今ではオフィスビルに囲まれていますが、江戸時代には江戸の町全体が見渡せた人気の展望スポットでした。
大都会の中に忽然と現れる2本の大銀杏、その間に堂々とした風格の朱塗りの鳥居。
愛宕神社の出世の石段
いきなり登場したのは、急峻な石段!
実は愛宕神社は歩いて登るのに2種類の石段があり、一つは急な「男坂」と呼ばれる石段、もう一つは緩やかな「女坂」と呼ばれる石段があります。
でも、せっかくですから「出世」したいですよね(アラフィフでも夢は捨てない!笑)……!
これはもう登るしかない!
しかし、これは見た目よりもずっと急で、登り切るまでの約2分は結構緊張しました。
こんなところで怪我をするわけにはいかない!と命の危険を感じつつやっと登り切りましたよ……
ね、なかなかの手ごわさでしたよ!
ここを江戸時代、馬で駆け上がった猛者が家光公に褒め称えられたことから「出世の石段」と呼ばれるようになったとのことです。
愛宕神社は何の神様が祀られているのか
京都の愛宕神社を総本社とする愛宕神社。
主祭神は火産霊命(ほむすびのみこと)。
つまり、火の神様が祀られています。
防火・防災に霊験のある神社として大切にされています。
また、火産霊命の飛び散った血から誕生した建御雷之男神は剣と雷を象徴する武神で、剣は産業、雷は電力に通じるとされています。
産業・商売全般にもご利益があるとされるこの神社。
印刷・コンピュータ関係の産業には大量の電力や電気制御が必要な分野ともあって、特にご利益があるとされています。
この愛宕神社周辺はそうした印刷・コンピュータ関係の会社が多く点在しており、参拝も多くされているようですよ!
また縁結びのご利益も有名です。
岡山県の「成羽愛宕大花火」とのつながり
筆者は、最初「愛宕神社」に関して全く知識がありませんでした。
東京の愛宕神社のことを知ったのは、同じ「愛宕」の名のつく花火について調べていた時。
その花火とは、岡山県高梁市成羽町の「成羽愛宕大花火」のことです。
自然災害やコロナでしばらく実施が見送られてきたこの伝統行事が、2023年秋待ちに待った復活を遂げました。
この伝統行事「成羽愛宕大花火」について調べていくうちに、実は東京の愛宕神社を同町の愛宕山に勧請し、花火を奉納したことからその歴史が始まったということを知りました。
さらに徳川家にも神社が深く関わっていることに驚きを感じました!
愛宕神社は誰が建立したか
東京・愛宕神社の建立は1603年。創設者は徳川家康公です。
江戸の町を火事から守るために火の神様をこちらに置きました。
実は何度も火災による焼失にあっていますが、その度に再建され信仰が絶やされることはありませんでした。
愛宕神社のオールスターズとは
愛宕神社には可愛いオールスターズがいます。
それは犬、猫、鯉といった動物たち。神社に縁あって集まってきた動物たちはさながら神様のお使いなのかもしれません。
筆者が詣ったのはちょうど神社の改修工事の時期だったので、鯉には会えませんでした。
代わりにこんなユーモラスな貼り紙があったので、カメラに収めておきました。
会えたのは白猫(しずちゃん?)さん。
すやすやと社務所前でお昼寝中でした。
ワンちゃんもいるとの情報でしたが、工事のためか確認できず。
散歩をされていた方が「今工事中で、歩くところも制限されている(立入禁止区域もあった)けれど、本当はもっと奥の方も歩けるんですよ。」と教えて下さいました。
どうやら、大変残念な時期に来てしまったようです。
でも、また次回来る楽しみもできました!
今度は池の鯉さんたちにも会いたいです!(今の時期餌を勝手にあげるのはNGだそうですよ!)
東京タワーも工事の囲いのはざまからちょっぴり垣間見ることができました。
愛宕神社の出世の石段は降りてはいけないらしい
実は、「出世の石段」は登るのはよいが、降りると出世を降りることになるので、帰り道は女坂の方を通ったほうが良いという言い伝えがあるらしい。
そんなことは知らない筆者。そして、女坂を通りたくても立入禁止区域と見えて、他の帰り道がよくわからなかった筆者は、もと来た出世の石段を下る羽目に。
上から下を除くと、こんな感じです……
当然、登りよりもずっと命の危険を感じたのはいうまでもありません。
思わず鎖を掴みながら、慎重に下りましたよ(汗)
あの緊張感は忘れられません。
無事に下りきったときの安堵と言ったら…!!(ホッ)
しかし何よりも400年以上も人々に信仰されてきたこの場所ならではのパワーを感じることができ幸せでした!!
まとめ
愛宕神社公式インスタグラムに最新情報が載っているようです。
6月下旬には「ほおずき市」などが毎年立つとのこと。風流で素敵ですね!
改修工事はまだ若干残っているようですが、ほとんど終了したとか!
約420年前から東京の町を見下ろしながら人々を見守ってきた愛宕神社のパワーをいただきにまたお詣りできる日を楽しみにしています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
またのご来店をお待ちしております。
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