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君が心をくれたから最終話はバッドエンド?愛のツッコミ入れてみた!

青空に浮かぶたくさんの赤い傘

⚠この記事にはネタバレを含みます

2024年1月から始まったフジTV系月9ドラマ『君が心をくれたから』。

3月18日(月)ついに最終話(サブタイトル~雨の音色と未来の約束)の放送が終わってしまいました。

雨(永野芽郁)と太陽(山田裕貴)の2人が幸せになる奇跡が起きて欲しい!という願いをこめて最後まで見守っていたみなさん。

最後の最後まで分からないストーリー展開だったので、目が離せなかったですね。

長崎めがね橋

長崎めがね橋の風景も素敵でした

最後までドラマを見守ってきた者としてドラマを総括しなければ……と思いつつ、なかなかそんな気持ちになれず時が過ぎてしまいました。

ああ、こんなエンディングだったとは。雨はラストで「約束の夢、2つとも叶えたよ!」と微笑むのに、そこに愛する太陽はいない。

何ともやるせない気持ちで見ていました。

心の整理がつかなかったですね……正直。

「君ここロス」だったというよりも、本当に雨は幸せだったのか(顔は笑顔でも心で泣いているに決まってる!)と納得がいきませんでした。

いったん、この気持ちは寝かせておくことに。

しかし、ぼちぼち寝かせていた気持ちを起こしてみる気になったので、書いてみようと思います。

君が心をくれたから第10話最終話視聴率

今さら感はありますが、定例の視聴率チェックです。

  • 第10話……5.3%
  • 最終話……6.6%

最後の最後に視聴率がアップしたのは、エンディングが気になって一度離れたものの戻ってきた視聴者がいたからではと思われます。

最終話の翌日には「君が心をくれたから」がトレンド入り(約2万件)していたのが、見守り人としてはちょっぴり嬉しかったですね。

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君が心をくれたから第10話の悲劇

勝手に見守り人としてこれまで記事を更新してきましたが、最後なのでツッコみながら書かせてください。

やはり、ツッコミどころ満載すぎて!!

ツッコミを入れようとマイクを向ける男性

第10話では「太陽の作った花火を雨に見せる」という雨と太陽の10年ごしの約束を叶える瞬間がついに訪れようとしていました。

しかし、肝心の太陽は強風になぎ倒されたテント機材の下敷きになって再び入院。

太陽君!あまりにもピンチに遭う確率が高すぎ笑何回命を落としかけているんだ……

そして雨は実母(真飛聖)の住む施設から花火会場までの移動で渋滞に巻き込まれます。

渋滞の中雨を車で花火会場まで送り届けようと最後まで雨を支える市福祉課職員の司さん(白洲迅)。

自分は「『つかさ』だから君の『傘』になるよ」と、どんなに辛い役回りでも雨の為になんでも引き受けてきた司さんの優しさは仏様のようで毎回心に沁みました。

イヤ、司さん最後まで人が良すぎだって!!

司さん今後はどうか自分の幸せを見つけてほしいと切に願ってやみません。

なおかつ悪天候で花火は中止となり、雨が花火を見られるチャンスは風前の灯火に……!

ここで、太陽の母である案内人の1人千秋が自分を犠牲にして、月光をもたらし花火を上げるチャンスを作ったのです。

とはいえ、もともと千秋さんはこの世の方ではなかったから、犠牲といっても複雑……仏教的にはこれで成仏されたというのが正しいのか?

雨は渋滞が待てずに車を降り、自力で歩こうとします。

いや、触覚がないのに自力で歩くのは無理だ~と思ったのは私だけではないよね?

でもこれも愛の力で頑張れちゃうんですね。

助けにきた太陽の妹春陽と共についに花火会場へ行き、病院を抜け出した太陽と会えました!

ところが太陽の花火が上がった直後、ドン!と無情にも雨にぶつかった通行人のせいで、雨はよろめき方向を見失い、花火が見える直前に視力を失っていました。

本当に無情な幕切れ。

こんなことってある?通行人め……!!と誰もがこの通行人を恨んだはず怒

雨は何度運命に裏切られたらいいの?

可哀想すぎる泣

だけど、雨はウソをつきます。

「太陽くんの花火、キレイだった!太陽くん、ありがとう!!」と。

その顔は花火とは全く別の方向を向きながら。

もうこれ以上雨にウソをつかせるなー泣!!

雨に聞こえないように号泣する太陽の姿に、こちらも泣けてきたよ~涙

雨はもうこの頃は常に何が起きても笑顔。

ただしウソはついてもこの笑顔はウソではなかったのですよ。

だって心からの笑顔だったのですから。

太陽が自分たちの約束を叶えるためにここまで努力をしてくれたことに雨は感謝の気持ちしかなかったのです。

たとえ実際には見えてなくても、音で聞こえているし雨は心の目で花火を見ていたのですから

君が心をくれたから最終話はバッドエンド?!

最後まで残された五感…聴覚を失うタイムリミットの前夜。

「聴覚を失う最終リミットは翌日午後4時」と日下から太陽は告げられます。

それなのに、思い出の場所(2人の出身高校)で午後3時にいきなり雨は聴覚を失い、全ての反応が消えてしまいます。

高校の教室の風景

太陽同様一瞬パニックになった視聴者は私だけではなかったでしょう。

その後案内人日下の登場で、聴覚を失うタイムリミットが本当は午後3時だったのに雨の意思で午後4時と伝えられたのだとわかり、太陽は号泣。

でも、もはや五感の全てを失った雨にはもう何の反応もなく、フリーズしたまま。

一つだけツッコませて!

五感を全て失っても、太陽がそこで悲しんでいることはきっと想像できる雨だから、

一方的でも何かしゃべることができたのでは…

フリーズしてしまった猫ちゃん

僕もフリーズしちゃった……

その後「まだ奇跡は終わっていません」と案内人日下から最後の奇跡の案内が太陽に……!!

翌朝、自宅で目覚める雨には全ての五感が戻っていました

何が起こったの??視聴者も混乱!

そして司から「太陽が亡くなった」との悲しい知らせを受け取るのでした……。

太陽は「雨が五感を失うことで差し出した心を受け取りこのまま生き続けるかどうか」という天からの選択を拒否したため、雨に五感が戻る代わりに急性心不全で亡くなったのでした。

五感を取り戻した雨に残された太陽からの「雨の夢を叶えて」というメッセージ

太陽がプロデュースした花火の尺玉が残っており、赤く開く傘の花火を目にすることができた雨

決意を新たに再び長崎を離れ、パティシエとして修行を積むことに。

数年後、「Sun & Rain」というお店を出した彼女にお祝いの雨を降らせたのは太陽(出会った時と同じ”天泣”と呼ばれる天気雨)

太陽からもらった赤い傘をさして夢を叶えたことを空に向かって太陽に報告する雨は笑顔なのに涙……。

そして、エンディング!これがバッドエンディング?ハッピーエンディング?

あくまで私個人の意見ですが「まとめ」をご覧ください。

箱に入った色とりどりのマカロン

マカロンの味はやさしくて可愛い

まとめ

私はこのドラマにツッコみを入れつつ、なぜ作者が「五感」に注目したのだろうと思いながらドラマを見ていました。

味覚、嗅覚、触覚、視覚、聴覚。

作者は決して人生の途中で「五感を失う」ことの辛さを伝えたかったわけではなく、むしろその逆だったのではないかと。

私たちは自分が持っている感覚をふだんフルに活用できているかというと、多分そうではないですね。

案内人の日下(斎藤工)は、感覚を失うタイムリミットを予告する際、毎回その感覚を残りの時間で十分味わうようにと雨に伝えていました。

黒い傘

本作品をみて「マインドフルネス」という考え方を思い出しています。

「マインドフルネス」という考え方が2000年ごろからリラックス法や集中する方法として注目されています。

もともとは仏教を起源とした考え方でストレスフルな現代社会の中でメンタルヘルスや生産性の向上に効果があることが明らかになっている。

脳をマインドフルな状態にして瞑想を行うと、ストレスが軽減されてたり、集中力が高まったりするようです。

五感を活用するのを忘れて鈍感になっていくことを危惧するなら、試す価値はあるかもしれません。

人間が生物として持ち合わせている野性の感覚を取り戻すべく、私たちも時にはただ「感じる」ということだけに集中してみるのもいいかもしれません。

それが高価な物を所有することよりも、何よりも贅沢なことだったりして。

白いマーガレットの花

雨と太陽の思い出の花、マーガレットはどんな匂いだったかな

太陽が最終的にはいなくなってしまって、残酷だ!!と怒る視聴者もいるとか(ネットニュースなので信憑性は半分くらいで受け取るのが良さそうです)。

こういっては元も子もないかもですが、第1話で本来ならば消えてしまっていたはずの太陽

五感を失うという壮絶な経験に耐えながらも、この奇跡を受け入れたからこそ3ヶ月間という短い期間ながら太陽と念願の両思で一緒に暮らすことができた雨は幸せ者以外の何者でもない

お互い相手に感謝し合いながら過ごせた奇跡の3ヶ月。

そして、太陽がくれた心に感謝しながら、太陽の死後雨は自分の生を全うすべく頑張れたにちがいありません。

落ち込んで悲しんでいるばかりでは、太陽が返してくれた自分の五感が無駄になってしまいますからね。

雨が前向きに生きて夢を叶えることが太陽への恩返しだったのですね。

ですから、辛いけれどこれは精一杯の「ハッピーエンディング」だったのではないでしょうか!

感情がちょっと忙しすぎましたが……いろいろな気づきをくれた『君が心をくれたから』3ヶ月間本当にありがとう!!

永野芽郁さん、山田裕貴さん。お疲れさまでした!

宇多田ヒカルの主題歌もとても良かった……またPV見たくなりました。

宇多田ヒカルさんベスト・アルバム『Science Fiction』発売中

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

またのご来店をお待ちしております。

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