愛知県長久手市にある「ジブリパーク」が1周年を迎えました。
おめでとうございます!!
「ジブリパーク」とは東京都三鷹市にある「三鷹の森ジブリ美術館」に次いで2番目にできたジブリ関連の施設です。
1周年を迎えた2023年11月1日、ジブリパークに新たに「もののけの里」エリアが誕生しました。
ジブリパークの監修者は、日本アニメ界の巨匠宮崎駿氏の長男宮崎吾朗氏。
ジブリパークの有料エリアの入場は日時指定(予約制)となっていて、他のテーマパークのように当日飛び込みで入ることができません。
それなのに、連日次々と来園者が訪れ、人気のテーマパークなのです。
さらに言うとジブリパークは名前に「パーク」が含まれていますが通常のテーマパークのような派手な乗り物やアトラクションはありません。
ではジブリパークの何が人々の心をひきつけるのでしょうか?
それは監修者である宮崎吾朗氏のあるこだわりが深く関係しているようですよ。
ジブリパークとジブリ展高知開催いつからいつまで?チケット入手法は?
宮崎吾朗氏の経歴
それでは宮崎吾朗氏がどんな人物なのか見ていくことにしましょう。
宮崎吾朗 | ||
生年月日 | 1967年1月21日(56歳) | |
出生地 | 日本・東京都 | |
出身高校 | 埼玉県立所沢高等学校 | |
出身大学 | 信州大学農学部森林工学科 | |
職業 | アニメ監督・建設コンサルタント | |
活動期間 | 2006年~ | |
主な作品
|
映画 ゲド戦記(2006年)-監督・脚本 | |
映画 コクリコ坂から(2011年)-監督 | ||
TVアニメ 山賊の娘ローニャ(2014年)-絵コンテ・監督 | ||
TVアニメ アーヤと魔女(2020年)-監督 | ||
家族
|
宮崎駿(父)アニメーション作家・映画監督 | |
宮崎朱美(母)アニメーター | ||
宮崎敬介(弟)版画家 | ||
大田耕士(母方祖父)版画家 |
吾朗氏は子供の頃から絵を描くことが好きで、父・駿氏の作品や、宮崎家と交流のあった押井守氏の映像作品、藤子不二雄の漫画を好んで見ていました。
東京から引っ越した埼玉県で高校卒業まで過ごし、自然環境やその保護保全について学ぶために森林工学科のある長野県の信州大学へと進学します。
信州大を選んだ理由は高校時代の部活が山岳部だったので、「山があるのは信州だしなあ」と思ったからだそうです。
大学卒業後、吾朗氏は建設コンサルタント・環境デザイナーとして一般の会社で働きます。
都内の児童公園・総合公園の設計や工業団地の景観設計などを行っていた吾朗氏の元へ、スタジオ・ジブリのプロデューサーの鈴木敏夫氏がある誘いを持ちかけます。
「宮さん(宮崎駿)がジブリの美術館を作りたいと言っている。ジブリにはそういうのが分かる人がいない。吾朗くんやらない?」
吾朗氏は見せられた駿氏のプランに刺激を受け、設計事務所を退職し、スタジオジブリに入社します(1998年)。
そして三鷹の森ジブリ美術館の初代館長を2001年~2005年まで務めます。
2005年愛知県で開催された愛・地球博で建設された「サツキとメイの家」の監修に加わったことが、2022年にジブリパーク開業の地となる愛知県との縁につながっていきます。
2006年7月に公開された長編アニメーション映画『ゲド戦記』では脚本・監督を務め、初監督作品ながらヴェネチア国際映画祭に招待上映されました。
2011年7月監督2作目となる『コクリコ坂から』が公開。第35回日本垢最優秀アニメーション作品賞を受賞。
その後TVアニメーション『山賊の娘ローニャ』『アーヤと魔女』の2作品を監督として生み出しています。
宮崎吾朗氏ジブリパーク監修のこだわりとは
海外からの人気も高いスタジオジブリ作品の世界観を表現したテーマパーク「ジブリパーク」構想は、愛知県からの強いラブコールで生まれたものでした。
山岳部だった高校時代、森林工学を学んだ大学時代を経て建設コンサルタント・環境デザイナーとして公園の設計に深く関わっていた吾朗氏。
公園の設計・建設に至ってはさまざまなこだわりが詰まっています。
愛・地球博公園の地形をそのまま生かした設計
「森と相談しながらつくった公園」と説明で歌われているように、ジブリパークは「森や道を自分の足で歩いて、風を感じながら秘密を発見する場所」なのです。
冒頭で述べたように大きなアトラクション、乗り物は一切ありません。
「愛・地球博記念公園」の自然をそのまま生かす方法で建設されたのも吾朗氏の強いこだわりといえます。
「愛・地球博記念公園駅」を降りると「EXPO 2005 AICHI COMMEMORATIVE PARK」と書かれたゲートが出てきます(この公園内にジブリパーがあります)。
パーク内は「ジブリの大倉庫」「青春の丘」「どんどこ森」「もののけの里」の4つの有料エリア以外は無料で散策を楽しめるのが他のテーマパークにはないポイントといえるでしょう。
広大な公園内には、忘れ物が置かれたベンチや、おなじみのキャラクターがさり気なく存在していて、宝探しのよう。
無料エリアにもお土産屋さんや食事ができるカフェなどがあるのも嬉しいですね!!
有料エリアチケットには時間指定があり、かつ見どころが多いので、事前にしっかり計画を立てておいたほうがよさそうです。
全部を1日では見れないので2日間計画が良いとか、或いは的を絞って観ると良い、など、ジブリ好きのパーク経験者情報がネットにありますし、攻略本もあるとか。
自分がジブリパークで何をメインに行うか(写真を撮りたい・お土産を買いたい・とにかく展示を見まくる等)をあらかじめ考えて計画を立てることをオススメします。
建築素材には県産材を使用
木造の建築物についてはおおむね愛知県の県産材を使用。
瓦、タイル、焼き物も可能な限り地場産の材料を使用しています。
「ジブリの大倉庫」の中央階段に使用されたタイルは地元瀬戸や常滑のタイル屋さんで焼かれたタイルなので、訪れた際は味わい深いタイルをしっかり見ておきましょう。
サステナビリティの意識を大切に
吾郎氏は愛・地球博で建築した「サツキとメイの家」がきちんと保存され毎年多くの方が訪れてくれたことに対しても感謝と敬意を払い、このことがジブリパーク実現につながった考えています。
「拡大主義に走らずに、あるものをいい状態で維持していくことを心がけたほうが良いと思う」とも語っています。
いっぺんに多くの設備を作ってしまわず、スタジオジブリコンテンツを年数をかけて丁寧に将来発展型で展開させていくようです。
また、有料エリアチケットに「日時指定制」を導入しているのも、入場者にゆったりと楽しんでもらいたい、という吾朗氏の思いから。
実は、休日や長期休暇などは「日時指定制」にもかかわらず人気のため混雑が避けられない様子で、本当は入場者をもっと減らしたいというのが本音なのだそうです。
利益を上げることや採算を取ることが目的でなく、いかに息の長い施設にしていくか。
吾朗氏の考え方の行き着く所はジブリ作品の根っこにある人間愛・地球愛だと言えますね。
1周年を迎えた2023年11月には10年かけて愛知県が「あいちサトラボ」として山や畑を造成してきた土地に「もののけの里エリア」が完成。
映画『もののけ姫』に登場する里山の風景がイメージされています。
ジブリパーク初の体験施設もあり、そこでは奥三河地方その他中部地方を発祥とする「五平餅」を焼いていただくことができます。
吾朗氏のオススメの味はなんと「ナポリタン味」だそうですよ!
2024年3月には「魔女の谷エリア」も完成する予定です。
まとめ
以上、宮崎吾朗氏の経歴とジブリパーク監修のこだわり3つを紹介しました。
吾朗氏のこだわりが他のテーマパークと違った独自の魅力をジブリパークに生み出しているのだといえるでしょう。
ところで、あなたが一番最初に出会ったジブリ作品とは何ですか?
私は多分、『となりのトトロ』そして『火垂るの墓』。VHSテープでTV録画していた時代です笑
トトロがこの世に登場したのが1988年。もう35年も経つのですね。
次の年に『魔女の宅急便』なんですね。これは確実に映画館で観た記憶があります。
スタジオ・ジブリの第一作目の映画作品は『風の谷のナウシカ』。
幼い頃の長女に何度もリピートをおねだりされしました(そして毎回同じところで怖がります)。
世代を超えていつまでも愛されるジブリ作品。
今度はぜひジブリパークに行き作品の世界観にどっぷり浸って感動を味わいませんか?
ご来店ありがとうございました。
またのご来店をお待ちしております。
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