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ユーミン小室哲哉の共通点は3つ!『ユーミン乾杯!!』で初の共演

教会ステンドグラスとパイプオルガン

松任谷由実さんが2023年12月20日、デビュー50周年記念コラボベストアルバム『ユーミン乾杯!!』をリリースしました!!

このアルバムはどの年代の人にも楽しめるアルバムだと自信を持って言える傑作です。

1970年代から2020年代まで50年の長きに渡り、それぞれの年代においてアルバム1位を獲得したことでギネスに登録されたユーミン。

ユーミンだからこそ実現できた今をときめく豪華アーティスト達とのコラボベストアルバムとなっています。

参加アーティストは

  • 岡村靖幸
  • YOASOBI
  • 桑田佳祐
  • 小田和正・財津和夫
  • Nina Kraviz
  • RHYMESTER
  • YONCE(Suchmos・Hedigan’s)
  • 乃木坂46(produced by 小室哲哉)
  • くるり
  • GLIM SPANKY

ね、すごいメンバーですよね!

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ユーミンはいつの年代においても変化を恐れず新たな挑戦に挑む勇気柔軟でしなやかな感性を持ち合わせた憧れの人です。

先日からこのアルバム発売に先駆けてテレビやラジオでユーミンの出演や共演者を番組ゲストに招いての対談などが行われていました。

その中で特に私の印象に残ったのが、2023年12月22日オールナイトニッポンGOLDでの小室哲哉さんゲスト回でした。

小室哲哉さんといえば「小室サウンド」「小室ファミリー」など80年代後半から90年代にかけて日本の音楽界を席巻した日本随一の音楽家

共に時代の寵児であるお二人がお互いをどのように見ていたのか、それがわかるまさに神回といえる共演回でした。

今回の記事では、2023年12月22日の『松任谷由実のオールナイトニッポンGOLD』でお二人が話されていたことで特に印象に残ったことを私なりにまとめてみました。

今回のCD制作で初共演のビッグなお二人には意外にも共通点が3つもあり、驚きの連続でした。

その共通点についてラジオでのお二人のコメントと共に紹介します。

これを知ると『ユーミン乾杯!!』の『守ってあげたい』をより深く楽しめること間違いなし!ですよ。

『ユーミン乾杯!!』共演小室哲哉さんの活動経歴は?(今さらですが)

本題に入る前に小室哲哉さんの主な活動経歴について少し振り返ってみましょう。

小室 哲哉
生年月日 1958年11月27日(65歳)
出生地 日本・東京都府中市
学歴 早稲田大学社会科学部中退
ジャンル プログレ、J-POP、テクノ、レイブ、ジャングル、オルタナティヴ、R&B、ヒップポップ、ニューエイジ、トランス、EDM、シティ・ポップ、ジャズ
職業 音楽プロデューサー、作詞家、作曲家、編曲家、トラックメイカー、キーボーディスト、シンセシスト、シンセサイザープログラマ、ミキシングエンジニア、DJ
活動期間 1975~2018年、2019年~
主な参加ユニット
TM NETWORK
trf
H jungle with T
globe

TM NETWORK小室哲哉(シンセサイザー・キーボード)、宇都宮隆(ボーカル)、木根尚登(ギター・キーボード)の3人による音楽ユニット(1983~1994年、その後も再集結し活動)。

ハズレ曲なしで今聞いてもなおカッコいい。

1984年4月、シングル『金曜日のライオン(Take it to the lucky)』(作詞・作曲・編曲 小室哲哉)及びアルバム『RAINBOW RAINBOW』の同時発売でデビュー

TM NETWORKの活動と並行して他のアーティストへの楽曲提供も開始

1986年渡辺美里へ提供した『My Revolution』(作詞・川村真澄、作曲・小室哲哉、編曲・大村雅朗)が大ヒットし日本レコード大賞金賞に選ばれました。

1987年シングル『Get Wild』の大ヒットにより翌年のNHK紅白歌合戦出場を果たします。

最も売れたシングルは意外にもジュエリーのコマーシャルタイアップであった『Love Train』

1993年からTRFを始め他のアーティストのプロデュースを本格的に始動

手掛けたアーティストは、観月ありさ、篠原涼子、TRF、hitomi、内田有紀、H jungle with T(ダウンタウン浜田雅功)、dos、globe、華原朋美、安室奈美恵など。

1994年から1999年の間にミリオンセラーや大ヒット曲を次々に量産し、「小室サウンド」として一大ムーブメントを生み出しました

1995年からは自らキーボーディストとして3人組ユニットglobe(KEIKO、TETSUYA KOMURO、MARC PANTHER)を結成(1995年~2006年、現在活動休止状態)、デビューアルバム『globe』が歴代1位となる売上400万枚超えを記録。

名盤です!

1996年4月にはオリコンシングルチャートにおいて、小室プロデュース曲がトップ5を独占しました

『ユーミン乾杯!!!』共演小室哲哉さんとユーミン3つの共通点とは

ラジオトークの中でユーミン、小室さんの両者が音楽的に互いにシンパシーを感じていることや、もともとのお二人の共通点がそのシンパシーの背景になっているという発言がとても印象的でした。

アルバム売上日本新記録(当時)を達成

お二人については共に時代の寵児として日本のポップス界の一時代を築いたということは皆さん周知の事実。

でもアルバム売上について本当に大きな記録を達成したお二人だって知っていました?

ユーミンは1980年代(1980年~1989年)、アルバムTOP50に4作品ランクインし、そのうちの2作品『Love Wars』『Delight Slight Light Kiss』はミリオン超え

ユーミンは1991年シングル・カットなしのアルバム『天国のドア』で年間アルバム売上1位(197.5万枚の売上は当時の日本新記録)を獲得。

アルバム売上記録はその後CHAGE &ASKA、DREAMS COME TRUEによって更新されますが、ドリカムの次に日本記録をこうしんしたのが小室さん率いるglobe(デビューアルバム『globe』)でこれがユーミンが記録を達成した5年後なのです。

同じ多摩地区出身者ならではの音楽的シンパシー

2つ目の共通点はお二人とも東京都多摩地区の出身である、ということです(ユーミン八王子市、小室さん府中市)。

TM NETWORKのTMが実は「TAMA(多摩)」だった!ということをこのラジオで初めて知ってびっくりしました。

TM NETWORKの宇都宮隆さん、木根尚登さんも立川市出身で多摩地区です。

小室さんはアメリカの『CHICAGO』のように出身地名をユニット名に入れて出身地を誇りたい!と思ったのですがレコード会社の人に「カッコ悪い」と反対されてしまいます。

結局「TM」と短く表記することでなんとなく「タイムマシン」ぽくもあるし……と妥協点を見出しOKをもらったのだそうです。

小室さんの地元愛の深さにじ~ん(;_;)

「サウンドを聴いて共通の郊外のキラキラした感じってのが東京のど真ん中とは違う」とユーミン。

小室さんも「都会のテンション、コード(9th,7th,メジャーセブン)僕も使うけどホントの渋谷区や港区とは違う使い方笑」。

「ギターの上手いアレンジャーの清水信之くん(EPO、大江千里、平松愛理などヒット多数の編曲家でもあるキーボーディスト、ギタリスト)とか鳥山くん(鳥山雄司さんと思われます。ユーミン追加公演でもギタリストとして参加。音楽プロデューサー。ちなみに清水氏と鳥山氏は幼なじみ)僕と同じコードを弾いても何か一音『何に洒落てんだよ』(という雰囲気を醸し出す)。」

僕たち(小室・ユーミン)は空が抜けてるんですよ。その感じがコードにも現れる。彼らは(決してけなしているわけではないが)キメッキメなんですよ。ビルの隙間から、やっと静岡県が見えるかなっていう感じのコード。僕たちは富士山なんかもスカ~ンと見えるコード。」

ユーミン「言語化してもらってスッキリしました笑」

小室さん独特の表現に舌を巻きました!

(「舌を巻く」って久しぶりに使いました笑)

小室さんは「僕も恐縮なんですけど(ユーミンが)『王道のメジャーセブンを使っている!ここはふつうにメジャーセブンで行ってくれている』と思っていた」とコード進行に関してユーミンにシンパシーを感じていることを明かしました。

ユーミン「私もです笑」

作詞においてもお互いにシンパシーを感じていることを明かしています。

小室「CDのコメントにも『音楽のスタイルが近い』と書かせてもらったけれど、英語のセンテンスに呼応して(歌詞で)一番言いたい言葉(メッセージ)を持ってくる、というスタイルが僕大好きなんで。」

ユーミン「あの、共通にありますね。」

小室「ここに言いたいことがくる、という置き場所が(ユーミンの曲でも)わかるんで笑」

ユーミン「わかる!すごいシンパシーあってね」

恐らく、当時ではできなかったお互いの音楽スタイルへの共感がここで明かされているかと思うと、本当に心が震えるようです(;_;)

そこから小室さんの作品とユーミンとのファーストコンタクトに話が移ります。

小室さんの職業作曲家としての作品が、岡田有希子さんのアルバム曲(2曲)の作曲で、編曲者がなんとご主人の松任谷正隆さんだったのです。

その完成作品を聴いた小室さんはカルチャーショックを受けます「あ、これがプロの世界だ!」。

ちなみにユーミンもその作品を聴いていて、「イイね~、この曲」と思い小室さんの名前をメモしたのだそうです。

岡田有希子さん『十月の人魚』

その後ユーミンはレコード屋でブームになる直前『Boy meets girl』をTSUTAYAで聴き「なんだこの曲は?!」ガツンとやられたと語っています。

詩の乗せ方など全てにおいてこの曲は理屈抜きでユーミンのお気に入りで、カバーも行ったことがある曲なのだそうです。

教会に通っていたこと

「小室さんも私も教会へ行っていたということが音楽にエッセンスとして出ている」とユーミンは語っています。

特に今回選んだ『守ってあげたい』も教会音楽のエッセンスも取り入れられていて、パイプオルガンの音色が重なり合う美しいアレンジになっています。

小室さんいわく繰り返しループしながら景色がどんどん変わっていくユーミンの楽曲はやはり教会音楽に通じている部分があるのだそうです。

『ユーミン乾杯!!』小室哲哉さんが選んだ「守ってあげたい」ユーミンに寄せた言葉とは

小室さんは今回選びに選んで『守ってあげたい』を選んだ、と語っていました。

小室さんは自身の応援ソングになった、ともおっしゃっていました。

全文載せるわけにはいかないので、一文だけ引用させてください。

あー、まだ頑張れるかなと思わせてくれる。

この一文を小室さんが書かれた心情を想像するだけで、もらい泣きしてしまいますね。

「まさに、小室さんのような人を守ってあげたいんですけど」とユーミンはご本人を前に言ってました(ユーミンでないと言えない!)。

そしてこの曲を小室さんがチョイスしたことを本当に喜んでいました。

ユーミンは小室さんからのコメントに「胸打たれるんですよ~」と、とても感銘を受けていました

詳しくは『Yuming officialサイト』の『ユーミン乾杯!!』特設サイト小室さんからのユーミンへのコメント欄を御覧ください。

まとめ

今回『松任谷由実のオールナイトGOLD』小室哲哉さんゲスト回からお二人の3つの共通点を中心に以下の内容をお届けしました。

  • 『ユーミン乾杯!!』共演小室哲哉さんの活動経歴は?(今さらですが)
  • 『ユーミン乾杯!!!』共演小室哲哉さんとユーミン3つの共通点とは
  • 『ユーミン乾杯!!』小室哲哉さんが選んだ「守ってあげたい」ユーミンに寄せた言葉とは

小室さんは当時の飛ぶ鳥を落とす勢いのユーミンの様子をはたで見ていて「すごい風圧を受けていて、ストレスだろうな」と思っていたと告白。

それがまさか数年後入れ替わるように自分も同じ立場になるとは、思っても見なかったと。

ユーミンの方は「当時の小室ブームにマスキングされちゃって、小室さんの音楽自体をちゃんと見てる人が少なくなっちゃた気がする。それがすごい残念で。他人事に思えない。」と発言。

「私も小室さんの前にすごい風圧受けて。すごい理不尽だなと思ってた時期があったから。まるでバトンタッチするかのようだった。」

頂点を極めたお二人だからこそ味わわざるをえなかったプレッシャーや苦しみがあったのだなと感じました。

お二人が今現在こうして振り返って会話されている様子を感慨深く感じます。

長きに渡って音楽活動を続けるということの苦しみや喜び……それは音楽活動に限らず一般のお仕事でも同じだと感じます。

人生を生きるうえで私達はいろいろな出来事や運命に遭遇します。

辛いことがあって、凹んでしまうこともあるでしょう。

心が「ボキッ」と音を立てて折れてしまう。そんな思いも年齢にかかわらず体験してきた人も大勢いますよね。

だけど、人生は決してずっと暗闇ばかりでなく長い長いトンネルの後には必ず出口がある。

それを信じて諦めずに自分自身をしなやかに変化させながら行きていくことの大切さみたいなものをお二人のやりとりから感じることができました。

全く立場は違うけれども人間同じなんだなぁと。

人生プラマイゼロですから、辛いことと同じ数だけ嬉しいこともあります。

両方あるからバランスが取れるですね。

小室さんのコメント、本当に皆さんに読んでもらいたいです。

サウンドクリエイターとして素晴らしいだけでなく、小室さんが素晴らしい作詞者であることに納得させられるに違いありません。

今回は最後までお読みくださり、ありがとうございました。

またのご来店をお待ちしております。

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